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心身ともに健康な毎日を

医療

日頃のケアが大切です

今や日本人の10人に1人が経験するとも言われているうつ病。うつ病は心の病と思われていますが、実は、脳の病気なのです。うつ病は、何らかの原因により、脳の中で情報をやりとりしている神経伝達物質が正常に機能しなくなることで発症します。必要以上に不安を感じたり無気力になってしまったりするのはそのためです。その原因のひとつとして挙げられるのは、過度なストレス。仕事や人間関係など、社会にはストレスになる要因がたくさん潜んでいます。多少のストレスならやる気に繋がることなど良い面もありますが、あまりに過剰だと要注意です。自分で対処しきれない程のストレスは脳の働きを弱らせ、うつ病の原因になってしまいます。意外に思われるかも知れませんが、嬉しいことも脳はストレスとして受け止めます。人間の脳は感情の区別がつけられないので、例え嬉しいことであっても過度な感情の変化は避けた方がいいのです。それでは、うつ病を防ぐには感情を抑えて生きるべきかと言えば、そうではありません。大切なのは、感情にメリハリをつけることです。例えば、たまに開催されるお祭りは楽しいですが、それが毎日となると疲れてしまいます。それと同じように、何事も根を詰め過ぎないこと、しばらく頑張ったら適度な休憩を挟むこと。日頃から自分のストレスの度合いを測りコントロールすることがうつ病の予防に繋がります。休憩と一口に言っても、休みの日にただ寝てさえいればいいというわけでもありません。その人、その時の状況に合ったストレスの発散方法があります。もちろん眠るのが一番の楽しみという人もいますが、他にも趣味を楽しむことや、気の置けない友人や家族との時間に安らぎを覚える場合もあります。自分なりの休み方をいくつか用意しておくといいでしょう。心身のバランスが崩れてしまうこともうつ病の原因になり得ます。特に日頃デスクワークに従事している人は、精神的なストレスを抱えやすい傾向にあると言われています。それは、頭ばかり使って体を動かさず、心身のバランスがとれていないからです。休日にスポーツをして、体は疲れているはずなのに心はスッと軽くなった、という経験はありませんか。普段頭を使っている分、休日には意識して体を動かすようにすれば心身のバランスが整います。最近精神的ストレスが多いなと感じたら、めいっぱいスポーツを楽しんでみましょう。気候の変化がうつ病の引き金になる場合もあります。冬が近づくと落ち込む、という場合はこれに当てはまります。人間は太陽の光を適度に浴びることで体内時計を調節していると言われています。冬になり日照時間が短くなると充分に太陽光を取り込めず、結果心身のバランスを崩してしまうのです。毎朝カーテンを開け、意識して太陽の光を浴びるようにしましょう。このように、特別なことは必要ありません。日頃の小さな習慣がうつ病の予防に繋がるのです。